鉄祐会の理念
鉄祐会の理念はクレドと行動指針に表れています。
クレドとはラテン語で「約束」「信条」を意味する言葉で、鉄祐会のメンバーが心掛けるべき信条や行動指針を明文化したものです。
鉄祐会では毎朝このクレドを全員で唱和するところから朝会が始まります。
行動指針は、クレドを具体的に行動を起こす際の基準や原則を決めたものです。
クレド
祐ホームクリニックの存在意義及び提供価値を示すものが、
この「You Credo」です。わたしたちを常に適切な方向へと
導く指針として、集うスタッフ一人ひとりが大切にし、
一つひとつの判断の基準、行動の基本にします。

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患者さん・ご家族との 約束
わたしたちは、患者さんが安心してその人らしい人生を送ることができるよう、患者さんとご家族の言葉に真摯に耳を傾け、適切な支援を行います。
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地域の医療・介護チームとの 約束
わたしたちは、共に活動する医療・介護に携わる方々に対し、いつでも、親身で丁寧、かつ迅速に、適切な対応をします。
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クリニックとの 約束
わたしたちは、祐ホームクリニックのパートナーであることを誇りに思い、常に成長を続け、個々の責任を果たすとともに、互いに尊重・協力し合います。
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社会との 約束
わたしたちは、患者さんとご家族が安心して過ごす環境づくりを通じて、希望ある社会を創造します。
行動指針
- 私たちは、患者さんやご家族に寄り添い、その⼈らしい終末期を過ごせるような医療を提供します
- 私たちは、「⾃分の家族も診てもらいたい」と思える信頼と安⼼のケアを実践します
- 私たちは、地域の医療・介護パートナーから最初に選ばれるクリニックとなります
- 私たちは、在宅医療を学ぶ場を提供し、地域医療の普及・発展に貢献します
- 私たちは、情熱ある優秀な⼈材が集い、働き続けることができる職場環境を実現します
- 私たちは、全員が意欲的に継続して学び、成⻑できる組織⾵⼟を醸成します
- 私たちは、互いに尊重し、前向きに情熱をもって仕事に取り組みます
- 私たちは、法⼈として⼀体感を持ち、クリニック間で協⼒し合います
- 私たちは、社会環境の変化に柔軟に対応し、新しいことに恐れず挑戦します
- 私たちは、上記を実現するために、コストの適正化と業務の効率化を促進し、組織として成⻑します
ご挨拶

「自分の家族」を診るように、
患者さんに寄り添うことを目指しています
2010年、在宅医療制度の黎明期に文京区で鉄祐会は始まりました。
私はそれまでは大病院で循環器内科医として急性期治療に従事していましたが、患者・家族により寄り添う医療を行いたいと考え、在宅医療の道を選びました。
その翌年、東日本大震災に見舞われた石巻市を訪れその場で開業を決めたのです。もともと医療資源が不足している地域で、医療機関も被災し、被災者は移動手段も奪われていました。被災者に長期的にケアを届ける在宅医療が求められている石巻での開業と現在に至るまでの継続はまさに我々の理念を体現しています。
そして東京でも在宅医療を必要とする患者のニーズに応えるべく複数のクリニックを開業し、さらに石巻と文京区で訪問看護ステーションも事業を開始しています。
鉄祐会では患者さんが自宅や施設でその人らしい人生を送ることを実現したいと願っています。
そのために我々はご家族や他職種と密接に連携をしながら、「自分の家族」を診るように患者さんに寄り添うことを目指しています。至らぬ点も多いですが引き続き邁進して参ります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
鉄祐会のあゆみ
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2010年1月祐ホームクリニック千石開設
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2011年9月祐ホームリニック石巻開開設
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2015年在宅専門医プログラム開始
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2015年7月祐ホームクリニック平和台開設
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2016年1月祐ホームクリニック吾妻橋開設
法人全体の取り組み報告会開始(ポートフォリオ発表会) -
2016年10月祐ホームクリニック麻布台開設
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2020年3月祐ホームクリニック豊島開設
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2020年4月臨床研究センター(鉄祐クリニカルリサーチセンター、IRB)開設
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2020年4月治験センター開設
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2020年5月祐訪問看護ステーション石巻開設
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2020年8月祐訪問看護ステーション千石開設
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2021年5月祐ホームクリニック荒川開設
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2021年5月祐ホームクリニック赤羽開設
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2022年9月祐ホームクリニック大崎開設
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2024年3月祐ホームクリニック荒川・赤羽統合
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2024年4月祐ホームクリニック豊島が日本緩和医療学会認定施設に認定
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2025年4月在宅緩和ケアセンター開設